株主代表訴訟に関する特集

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近時の不祥事ケースと危機管理・リスク予防

第1回 産業廃棄物の不法投棄事案から考える、不正の早期発見と調査のポイント

...円滑な事業運営が困難になることも少なくありません。  他方で、企業だけではなく、当該企業の取締役等の役員についても、刑事責任を問われるケースや、株主代表訴訟等によって極めて多額の賠償責任を負うケースも見受けられます。  不動産・建設業界においても、近時、建築に際して重要なデータ(たとえば免震・制...

猿倉 健司弁護士
牛島総合法律事務所

危機管理・内部統制

「日本版司法取引」が企業にもたらす環境変化

第1回 パラダイムシフトにおけるリスクマネジメントとコンプライアンスのあり方

...額という損害をX社に与えたとして、善管注意義務違反等を理由に、取締役としてのX社に対する損害賠償責任の追及を受ける可能性が考えられる。この場合、株主代表訴訟の提起がなされるという事態も想定されるであろう。  この点、独禁法上の課徴金減免制度(リニエンシー)の活用が遅れたために、会社が課徴金を支...

早川 真崇弁護士
弁護士法人 瓜生・糸賀法律事務所

危機管理・内部統制

企業価値向上と毀損防止に向けて企業は何をすべきか

第7回 不正会計、その他コンプライアンス違反と共同体的一体感

...・出世・会社のため」「個人的利得目的」という2つで切り分け、事例ごとに示しています。 ここでいう経営者とは、会社法のもとで善管注意義務を負い、株主代表訴訟の対象となる取締役、執行役と定義し、取締役、執行役が関与した(自ら不正行為を行った、不正行為を指示した、あるいは、容認した)不正について「経...

渡辺 樹一
一般社団法人GBL研究所

コーポレート・M&A

企業価値向上と毀損防止に向けて企業は何をすべきか

第1回 製造不祥事から学ぶ教訓、問題の本質と対応策の提言(前編)

...、製造データ不正によって生じた企業の損害を賠償する責任(会社法423条1項)があります。後者については、企業が直接責任追及訴訟を提起する場合と、株主代表訴訟が提起される場合があります。 次に、刑事責任については、製造データを提出した先の自治体あるいは規格違反の製品を受領した取引先等から、詐欺罪...

渡辺 樹一
一般社団法人GBL研究所

コーポレート・M&A

ベネッセ個人情報流出事件、最高裁弁論の意義とポイント

...顧客情報の総件数は3,000万件を超え、お詫びの金券(500円)の支払いで同社には巨額の損失が発生。現在、原告の数10,000人以上の集団訴訟や株主代表訴訟が進んでおり、最高裁の判決はその裁判の判断に影響を与えることも考えられる。  最高裁において弁論が行われた意義について、個人情報保護の実務...

山口 利昭弁護士
山口利昭法律事務所

IT・情報セキュリティ

D&O保険と会社補償をめぐる動向

...険に係る保険料負担  本解釈指針では、D&O保険に係る保険料負担についても触れています。従前は、普通保険約款に一般的に付帯されている「株主代表訴訟担保特約」(株主代表訴訟等で役員が敗訴した場合における損害賠償金や当該訴訟等に伴う争訟費用を対象とする特約)に相当する部分の保険料(保険料全...

松本 絢子弁護士
西村あさひ法律事務所・外国法共同事業

コーポレート・M&A

契約書をリスクマネジメントにどう活用するべきか

第2回 契約書をめぐるトラブルのパターン

...に不適切な在庫などの資産や取引を隠ぺいするといったケースに遭遇するということがあるかもしれません。最近では、最高裁まで争われた事件( 福岡魚市場株主代表訴訟 最高裁平成26年1月30日判決・集民246号69頁)のように、ダム取引あるいはグルグル回し取引など取引自体は正常であっても、不良在庫を隠す...

河村 寛治
明治学院大学名誉教授/一般社団法人GBL研究所代表理事

取引・契約・債権回収

取締役の善管注意義務違反、判決から考える意義

...を行うべきとされています。取締役の善管注意義務違反が問われた事例の意義等について、トレーニングの一内容として確認することも考えられます。 A社株主代表訴訟事件(福岡地裁 平成23.1.26,福岡高裁 平成24.4.13,最高裁 平成26.1.30)  本件は、親会社A社が、「グルグル回し取引...

コーポレート・M&A